意外と知られていない葬儀の知識!?お葬式の豆知識を分かりやすくご紹介

当サイトではお葬式の豆知識を分かりやすくご紹介しています。
意外と知られていない、葬儀の知識を知りたい人に役に立つ可能性があるのでおすすめです。
葬式の通夜振る舞いのための確認ポイントも解説しています。
お通夜の参列者に出す食事やお酒にまつわることは押さえておくべきポイントです。
また通夜振る舞いにおける喪主の心得も説明しています。
地域によって異なる慣習となっていることも多いので、あらかじめ知っておくと安心です。
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意外と知られていない葬儀の知識!?お葬式の豆知識を分かりやすくご紹介
- お葬式で見かけることが多い蓮の花!なぜ用意する?
- お葬式でお供えされている提灯の意味
- お葬式の料理!?通夜振る舞いとは?その意味を解説!
- お葬式の通夜振る舞いと精進落としとの違い
- お葬式に参列したとき通夜振る舞いは断っても良い?(2023/2/1)
- お葬式の費用!通夜振る舞いにかかる費用の目安(2023/2/1)
- 喪主がお葬式の通夜振る舞いの後に行うべきこととは?(2023/2/1)
- お葬式のときに遺影や供物などを飾るための祭壇には種類がある(2023/2/1)
- 形式にとらわれないオリジナルの祭壇を利用するお葬式も増えている(2023/2/1)
意外と知られていない葬儀の知識!?お葬式の豆知識を分かりやすくご紹介
お葬式に備えて葬儀の知識を知っておきたい、という人は多いのではないでしょうか。
冠婚葬祭にまつわる考え方が多様化している現代では、参列した経験がなく分からないことが多いことも少なくありません。
また宗教や宗派によっても、お葬式のしきたりが異なることもあります。
そのようなことから身近な人からその地域の葬儀の知識や豆知識を聞いておくと安心です。
とはいえそれが出来ないことも多いでしょう。
その場合にはネットで調べておくことをおすすめします。
お葬式で見かけることが多い蓮の花!なぜ用意する?
蓮はインド原産の水生植物です。
仏教やヒンドゥー教との関わりが深く古くから聖なる花と言われ、神聖なるものの象徴として尊ばれてきました。
日本のお葬式においてもよく見かけられますが、なぜ用意するのでしょうか。
仏教において極楽には蓮の花が咲いていると言われていて、蓮の花は泥の中から茎を伸ばしやがて大きく美しい花を咲かせることから、辛いことや苦しいことがあふれる世の中に現れた仏の悟りや慈悲に例えられます。
俗世に生まれても大輪の蓮華(悟り)を咲かせることができるということを表しており、お釈迦様の故郷に咲いていた蓮を、煩悩に毒されることのない清浄な仏の心を表す「白蓮華」と、仏の大悲(だいひ)から生じる救済を意味する「紅蓮華」と呼んで仏教の経典にも記されています。
また、蓮は花が咲くのと結実が同時であることから迷悟不二(めいこふに)・煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)・即身成仏(そくしんじょうぶつ)をあらわしているのです。
このことから、修行や悟りを開かなくても、迷いや煩悩を持ったままの人間が仏さまと同じ状態になれるのだという教えが示されており、蓮は特別な花だとされているのです。
そのため故人の冥福を祈ってお葬式でよく用いられるようです。
お葬式でお供えされている提灯の意味
社会人として生活している中で葬儀に参列する機会が訪れる場合もあり、その際はマナーを守って葬式に参列する事が重要です。
故人との関係にもよりますが、通夜のみの参列の他に通夜と告別式両方に参列する場合などもあります。
実際にお葬式に参列する際に、必ず目にする事が多いアイテムに提灯があります。
昔から中にろうそくなどを入れて夜道を歩く際の明かり用で利用されている物ですが、お葬式の門前の他に祭壇に供えられている場合も多いです。
実際に飾られている理由としては地域によって多少意味は異なりますが、基本的には故人の安らかな眠りを願う意味が込められています。
その他には故人の魂を送るという意味や迎えるという意味などがこめられている場合も多いです。
実際には提灯に書かれている文字により意味が異なり、お葬式の場合であれば御霊篭と記載されています。
四十九日が明ける前までは忌中の文字が使用され、仏教の宗派によっては忌中ではなく還浄といった文字を使用する場合もあります。
お葬式の料理!?通夜振る舞いとは?その意味を解説!
通夜振る舞いは通夜が終わり次第僧侶や参列者を別室もしくは、部屋の隅に招き、故人と最期の食事を行うものになります。
日本国中で行われているわけではなく、主に関東のお葬式で行われているものであり、関西ではこのような習慣はありません。
意味はお清めと供養の2つがあり、故人を偲んで思い出などを語り合います。
さらに僧侶や参列者に感謝を示しており、遺族や喪主は参列者全員に挨拶回りをするなど休んでいる暇はありません。
昔は通夜はろうそくの明かりを灯さないよう一晩中行われていましたが、近年では通夜を含めたお葬式が自宅ではない場所で行うようになり、短縮傾向にあります。
通夜振る舞いでは主に大皿料理が提供されており、品数も大変多いです。
これは参加人数が明確でないからであり、お持ち帰りを用意することもあります。
多めに用意をするのが一般的であり、参列者は必ず一品は手をつけなくてはなりません。
宴会ではないので故人とは関係のない話や名刺交換なども行わないのがマナーです。
お葬式の通夜振る舞いと精進落としとの違い
通夜振る舞いは、村落でお葬式を執り行っていた時代に村民が通夜のために持ち寄った御供物を翌朝村民で分け合った慣習の名残りであり、現在では遺族が故人を偲ぶと共に僧侶や弔問客に対して感謝を表した食事です。
通夜は、故人の遺体に悪霊や穢れが取り憑かないように一晩中御灯明と線香を絶やさない大事な儀礼であり、神武天皇以前から続く日本独自に葬送方法もがりの名残りとされています。
通夜振る舞いは、基本的に一晩中何時でも食べられるようにしてある食事であり、中国では食事だけでなく麻雀の洗牌で故人を弔っています。
現在では、通夜の時間が夕方から2時間から3時間程度なので通夜振る舞いを用意しない遺族も少なくありません。
従来、49日まで肉食を避けた精進料理を食す慣習があり、精進落とし料理は49日を経過して通常の食生活に戻る区切りとして食する食事です。
火葬の際に初七日と49日法要をまとめて執り行う繰上げ法要を行う事があり、お葬式の火葬の際に精進落とし料理が振舞われます。
お葬式に参列したとき通夜振る舞いは断っても良い?
お葬式に参列をすると、そのあとに通夜振る舞いを勧められることがあります。
この通夜振る舞いは関東独特のものであり、関西では行うことはありません。
もともとの意味は通夜の後に会食の場を設けて、参列した人に感謝を伝え故人を偲び、思い出話しをすることであり、感謝と供養を目的としています。
宴会ではなくあくまで供養としての位置づけであるので、長居もしません。
一般的にお葬式後に通夜振る舞いを勧められたら断らないのが一般的です。
たとえ一口でも料理に手をつけるのがマナーなのですが、これは口にすることで故人への供養になると考えられているからです。
ですが長居する必要はありません。
どうしても断る場合は遺族に事情を説明し、挨拶をして静かに退席します。
もしどうしても参加してほしいと言われたら、30分程度参加して退席をすると良いでしょう。
通夜振る舞いは行われていない地域もあるので、断ること自体は問題はありませんが、その場合においてもしっかりと事情を話す必要があります。
お葬式の費用!通夜振る舞いにかかる費用の目安
関東ではお葬式の通夜の際に通夜振る舞いを行います。
この通夜振る舞いは参列してくださった人や僧侶に感謝をし、故人を偲ぶためのものであり、故人の最後の食事としての意味合いもあります。
つい最近まで自宅でお葬式が行われており、通夜においても夜通し行われていました。
そのため会食も夜通し行われることが多く、遺族もおもてなしをしなくてはならないため休む暇はありませんでした。
ですが近年はセレモニーホールで通夜が行われており、1時間程度で終わるのが一般的になっています。
夜遅くまで行われていた時には大皿料理などある程度の品数が必要であり、費用も大変多くかかりましたが、近年は時間短縮の流れから松花堂弁当のような形をとることも多く、費用は飲み物代を除いておおよそ3千円程度が相場です。
アルコールをお清めの意味として用意しますが、車で帰る人を考慮し、ジュースやお茶などの飲み物も用意しなくてはなりません。
トータルで一人あたり5千円と考えておくとよいでしょう。
喪主がお葬式の通夜振る舞いの後に行うべきこととは?
お葬式は通夜の後告別式があります。
通夜では参列してくださった人や僧侶に感謝の気持ちを込めて通夜振る舞いを行うことが多く、自宅で通夜を行う場合は夜遅くまで会食をしていることが多いです。
喪主や遺族は感謝の気持ちを伝える立場であるので、一人一人に挨拶などおもてなしをしなくてはならず、様々なことに気を配らなくてはなりません。
料理の手配や会場の設置なども行わなくてはならず、通夜振る舞いの後は僧侶にお車代をお渡しする必要もあります。
近年では通夜を含めてお葬式もセレモニーホールで行うことが増えており、夜通し行うことはなくなりました。
しかし負担は軽減されておらずなかなか心を落ち着かせることはできません。
ですが喪主は次の日の告別式に備えて挨拶文を見直したり、お葬式の流れを把握しなくてはなりません。
そのため通夜振る舞いの後は片づけを親戚などに任せる、時間を決めて閉式をし、できるだけ告別式に向けた準備をする必要があります。
お葬式のときに遺影や供物などを飾るための祭壇には種類がある
お葬式の祭壇は、式場の大きさによります。
大きな場所で行われる事が殆どなので、小さなものよりもより大きいものの方が見栄えが良く、家族にも来る人に対しても受け取り方が良くなって来るでしょう。
あまりにも小さいと見栄え的にも劣り、ちぐはぐになってしまいます。
白木祭壇は、中央に遺影を飾ってその周辺は白い生花で飾られます。
お葬式なので、何事も無理のないように個人をたたえられる形で、あまりけばだったものがない様にしつらえられています。
花で行われるものは、故人が好きだった花で飾られる事が多く、季節によって価格がかなり変動してしまっています。
一般的に20万円位からが相場でしょうか。
神式では、鏡や剣や玉等のレプリカが飾られます。
通常サイズのもので約30万円からが相場で、キリスト教式は教会の中に飾り付けをされる事になります。
ほかの宗教と比較すると飾り付けは質素で、燭台や蠟燭や棺や遺影が置かれて白い花が飾られる様です。
形式にとらわれないオリジナルの祭壇を利用するお葬式も増えている
時代が新しく変わっていく中で、形式にとらわれないお葬式の形も増えてきています。
オリジナルの祭壇を利用する方法もあり、柔軟な対応ができる葬儀会社に相談をすることをおすすめします。
柔軟な対応が可能なところなら、希望することを伝えると対応することができるようになります。
例えば、デジタル技術を使って、映像を表示させる形も可能であり、映像を表示させるだけなので、お葬式の費用を抑えられます。
そのほかにもお花も自由に選ぶことができる点にも注目することをおすすめします。
お葬式でお花を選ぶ際に、一般的にはその宗派に合う花を選択することが基本となります。
故人のことを想ったお葬式の場合、宗派にとらわれずに好きだった花を飾ってあげることも一つの選択肢です。
また、お花にかかわる仕事や花が大好きだった方など、終活で好きな花を飾ってほしいことや葬儀で使ってほしいことを伝えることもできます。
お花が好きだった人ほど、好きな花を周りの人も知っているため、葬儀で自由度の高いお花選びをする方法もあります。